2024年12月6日（金）富士ソフトアキバプラザ
「第５回トヨタ・インテリジェント・ロジスティクス・セミナー」開催
マテハン/ロボット・システムの最新トレンドをテーマに、汎用倉庫に合わせた高密度化・高柔軟性、そして更なる高効率化を目指す技術やソリューションが紹介された。
物流業界の専門家や関係者を中心に、100名近くが集まり、参加者みな様の非常に高い関心と熱意が感じられ、セミナーは大盛況のうちに終了。

日本３ＰＬ協会加藤専務理事の開会の挨拶で幕を開け、物流業界が直面する課題とそれに対するロボティクス技術の重要性について述べ、参加者へ熱いメッセージを送った。
続いて、ハマキョウレックス創業者であり、前日本３ＰＬ協会代表理事の大須賀正孝氏による特別講演「全員参加の経営」が行われた。自身の経営経験を基に、全員が参加する経営の重要性とその実践方法について語り、参加者に多くの示唆を与えた。

基調講演は株式会社豊田自動織機の熊倉孝氏が「未来をつかむ！マテリアルハンドリング・システムの新たな時代へ」と題して講演。最新のマテリアルハンドリング技術とその応用例について詳しく説明。

その後のセッションではマテハン/ロボット・システムの最新トレンドをテーマにした4社による講演が行われた。

1.PROLOG JAPAN株式会社
「スマート物流をインテグレート」スマート物流の最新技術とその統合方法について紹介しました。具体的な事例を交えながら、効率的な物流システムの構築方法を解説。

2.Quicktron Japan株式会社
「新型QUICKBIN/冷凍対応システム」最新の自動化ソリューションを提供する企業として、GTP（Goods-to-Person）システムとQUICKBINを紹介。GTPシステムは、効率的なピッキングと在庫管理を実現し、QUICKBINはスペースの有効活用と迅速な商品アクセスを可能にし、これにより作業効率が大幅に向上し、コスト削減と顧客満足度の向上が実現。導入事例としてペット用品の物流センターにおける報告された。

3.INSOL-HIGH株式会社
「物流自動化支援の内容と最新自動化製品のご紹介」
物流自動化支援の具体的な内容と最新の自動化製品について紹介。特に最新バージョンのヒューマノイドロボットのデモンストレーションが注目を集めた。

4.RENATUS ROBOTICS株式会社
「大規模倉庫において複数工程をワンストップ完結可能な自動倉庫『RENATUS』」
大規模倉庫における複数工程をワンストップで完結できる自動倉庫「RENATUS」の紹介。これにより、倉庫運営の効率化が大幅に向上することが期待される。

セミナー最後に名刺交換会・交流会が行われ参加者同士が情報交換を行い、新たなビジネスチャンスを模索する場となった。今回のセミナーを通じて、物流業界における最新技術やソリューションについて多くの知見が得られた。今後の物流業界の発展に寄与することが期待され、参加者からは高い評価を得た。